課題名 | 先導的育種素材の作出と産業競争力に優れた作物開発 |
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研究機関名 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
作物研 |
協力分担関係 |
大学等(1) 公設試(1) 協同組合(3) 精麦実需者 |
研究期間 | 2021-2025 |
年度 | 2021 |
摘要 | 先導的育種素材の作出と産業競争力に優れた作物開発では、以下の研究成果が得られた。 大豆では、生産性の向上に向け、有望な極多収系統の収量及び品質特性、加工適性等を評価し、茨城県と三重県の現地栽培試験において約37~49%収量性に優れる大豆「関東146号」が新品種候補として有望であることを確認した。大麦では、新規用途開発に向け、褐変しない特性とβ-グルカン含量8%以上の系統の栽培特性と品質特性の評価を進めた。また、現行品種より2割多収の六条大麦「関東皮98号(さわゆたか)」の品種登録出願を行い、広島県で醸造用として普及が開始された。小麦では、日本麺用に適する系統の栽培特性を評価するとともに小麦粉品質特性に関わる遺伝子型の解析を進めた。また、企業との共同研究により硬質もち小麦「関東糯144号(モチハルカ)」の品種登録出願を行い、熊本県でパンや餃子の皮向けとして普及が開始された。実需等と連携し、大ロット化に向け、小麦粉品質特性として具備すべき遺伝子型等について協議した。 |
カテゴリ | 育種 大麦 加工適性 新品種 大豆 品種 |