課題名 | 生産環境・栽培管理情報の統合による気候変動に適応した高生産性農業の実現 |
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研究機関名 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農環研 |
協力分担関係 |
独法・国研等(2) 大学等(6) 公益法人(1) 地方公共団体(11) 外国の機関(3) |
研究期間 | 2021-2025 |
年度 | 2021 |
摘要 | ・ 水稲高温不稔迅速評価法の開発のため稲籾サンプルの3次元デジタル化手法を確立した。 ・ 過去40年間の極端高温出現頻度の地域的特徴とその推移を分析し、近年の異常高温により、水稲の開花期高温不稔が日本および世界の稲作地帯で発生していることを明らかにするとともに、穂温による高温不稔予測モデルを構築した。本成果は論文発表・プレスリリースを行い、気象環境研究会にて広く情報提供を行った。 ・ APEC気候センターと共同で開発した、全世界を対象とした穀物の収量予測手法が、2021年農業技術10大ニュースに選出された。 ・ 次世代気象センサに、計算式と無線通信機能を備えた専用ロガーを開発するなど機能拡張を行った。また、WAGRIにおける利用者のメッシュ農業気象データの利便性を高めるため、新たなAPIの仕様・要件をとりまとめた。 ・ 利用者の過去データによる水稲発育予測自動チューニング機能の開発については、手法の精度検証を行った結果、5.4日の出穂期予測誤差が、自動チューニングによって3.0日まで減少した。 ・ 水稲幼穂発育ステージ予測モデルを開発し、詳細幼穂発育ステージ予測Web-APIの仕様を決定した。 |
カテゴリ | 栽培技術 水稲 評価法 |