課題名 | イチジク,ブルーベリーの産地化に資する新技術の開発 |
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研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所 |
研究分担 |
花き・果樹部 |
研究期間 | 完H29~R3 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的: 栽培面積が増加傾向であり,今後とも需要が見込まれるイチジク及びブルーベリーについて,新規栽培者が栽培を開始するに当たって取り組みやすい新たな技術を開発する。 得られた成果: ①イチジクのオールバック整枝は,開心自然形より高い収量が得られる樹形であると考えられた。オールバック3本主枝の主枝均一形成には,生育の劣る主枝の途中から発生した強めの新梢まで切り戻すことで,主枝長の確保が図られる。根域制限により樹体は小さくなるが,風害に弱く,収量等は根域制限をしない場合と比べて差はみられない。 ②ブルーベリーは,露地養液土耕と不透水性光反射シートを組み合わせた栽培方法により,定植4年目から累積収支は黒字になり,定植6年目までは慣行栽培より収量が増加すると考えられた。また,不透水性光反射シートを敷設することにより,品種によっては粒重の増加と糖度上昇が期待できると考えられた。さらに,不透水性光反射シートの敷設によって雑草抑制が期待できることから,雑草管理が軽減できることが考えられた。現地においては,露地養液土耕区の総新梢発生数,総新梢長,花芽数のすべてが慣行区を上回ったことから,慣行区よりも収量向上の可能性が示唆された。 |
カテゴリ | いちじく 栽培技術 雑草 収量向上 品種 ブルーベリー |