課題名 | 水田を利用した大規模露地園芸生産技術の開発に向けた調査研究 |
---|---|
研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所 |
研究分担 |
園芸環境部 |
研究期間 | 完R3 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的: 今後の大規模露地園芸産地の育成に向けて,重点的に取り組むべき課題を整理するための調査研究を行う。 得られた成果: ①ドローン空撮画像解析による露地野菜の生育状況把握技術において,新たにキャベツほ場での検討を行った。その結果,収量が4t/10aを超えると植生指数にほとんど差が見られなくなるため,キャベツの場合は収量レベルが高いほ場での推定は難しいことが示唆された。 ②農研機構から提案されたほ場排水性指標を用いて,ネギやバレイショの栽培における湿害リスクの判断に活用できる可能性が認められた。しかし,目標としている湿害リスク診断指標を策定するには,さらにデータを蓄積する必要があると考えられた。 ③今年度バレイショ作付けを行った岩沼市ほ場(長岡グリーンサポート)は,栽培前の土壌理化学性調査や,作付け期間中の土壌水分調査から,湿害リスクが比較的高いほ場であると考えられ,実収量も2t/10aに留まった。 ④次年度のバレイショ作付け予定ほ場(岩沼市)およびエダマメ作付け予定ほ場(大郷町)について,土壌理化学性調査を行うとともに,サブソイラーやカットドレーン等数種類の異なる排水対策を試行し,その効果を次年度に比較検証することとした。 |
カテゴリ | えだまめ キャベツ 湿害 水田 ドローン ねぎ 排水性 ばれいしょ |