AIを活用した土壌病害診断技術の開発

課題名 AIを活用した土壌病害診断技術の開発
研究機関名 宮城県農業・園芸総合研究所
研究分担 園芸環境部
研究期間 完H29~R3
年度 2021
摘要 目的:
 栽培現場で深刻な被害を招く土壌病害であるアブラナ科野菜根こぶ病,キク半身萎凋病を対象に,これまで開発されてきたヘソディムのマニュアルについて,各地域の生産現場での検証・改良をPDCAサイクルで積み重ねる。そして,その過程で得られる圃場での検証データ,土壌のDNA に基づく微生物相(生物性)・理化学性,耕種概要データおよび土壌のDRC解析情報,対象病害の文献情報等を収集・蓄積し,提供する。
得られた成果:
①ヘソディムの要素毎のプログラムである「診断支援プログラム」,「発病ポテンシャル評価支援プログラム」,「対策支援プログラム」が作成され,それらで構成される機械学習型AI が開発された。
②宮城県としては,アブラナ科根こぶ病及びキク半身萎凋病について,宮城県版ヘソディムマニュアル,すなわち,それぞれの診断項目,総合評価基準及び防除技術を作成した。加えて,アブラナ科根こぶ病の被害程度とキャベツ重との関係及び抵抗性品種の評価,キク半身萎凋病に対する品種抵抗性比較及び罹病残渣の処理方法等に関する知見を得た。
③それらを基に,各地域の作型・土壌条件・栽培条件等に適した診断項目・評価基準,対策リスト選択を自動で提示する病害毎のHeSoDiM-AIが開発された。
④そのことで,より多くの生産者等が圃場の発病ポテンシャルを自ら評価して,その発病ポテンシャルに応じて適切な対策を講じることを支援する人工知能「HeSoDiM-AI」が開発され,それを用いた土壌病害診断・対策支援システムが構築された。
⑤HeSoDiM-AI を活用したビジネスモデルが構築された。
⑥AIアプリについて,指導者(農業改良普及員およびJA営農指導員)および生産者からの評価,意見を収集した。
カテゴリ あぶらな きく キャベツ 栽培条件 診断技術 抵抗性 抵抗性品種 評価基準 品種 防除

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