課題名 | 新奇・難防除病害虫に対する防除技術の開発 |
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研究機関名 |
福島県農業総合センター |
研究分担 |
生産環境部 |
研究期間 | 新R3~R7 |
年度 | 2021 |
摘要 | 令和3年度の依頼件数は、85 件で前年比103.7%であった。内訳は、作物9件(10.7%)、野菜40件(47.1%)、花きおよび樹木類36件(42.4%)であった。ウイルス・ウイロイド病が12件(15.6%)、細菌病が3件(3.6%)、糸状菌病が38件(44.6%)、虫害が1件(1.3%)、生理障害・薬害が15件(17.6%)、不明・正常が15件(17.6%)であった。 クモヘリカメムシについて、R2に初めて発生が確認された県北地方と阿武隈高地の水田で、昨年同様クモヘリカメムシの発生が確認された。水稲で紋枯れ症状を示す病害は、紋枯病、疑似紋枯病がある。県内で発生している紋枯れ症状の多くは、イネ紋枯病であることが明らかになった。 イネばか苗病について、プロクロラズ剤が効きにくいイネばか苗病菌を県内で初めて確認した。しかし、銅・フルジオキソニル・ペフラゾエート剤及びイプコナゾール・銅剤は、同菌株に対し高い防除効果が認められた【参考成果8】。 コナジラミ類について、県南地方トマト栽培における発生種とその防除効果の高い薬剤を明らかにした。 トマトかいよう病について、カーバムナトリウム塩液剤を使用することで、菌密度の低減効果及び発病低減効果が期待できることを明らかにした。 トルコギキョウ斑点病について、窒素施肥量の違いによる初発時期、発病程度の違いは認められなかった。 |
カテゴリ | 害虫 カメムシ 水田 生理障害 施肥 トマト トルコギキョウ 防除 薬剤 |