課題名 | 園芸作物の品質を低下させる生理障害等の発生原因究明と発生防止技術確立 |
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研究機関名 |
新潟県農業総合研究所
園芸研究センター |
研究分担 |
園研育種栽培科
環境・施設科 |
研究期間 | 新R3~5 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的:西洋なし「ル レクチエ」、オリエンタル系ユリ切り花、チューリップ切り花は首都圏等への出荷量が多く、市場評価が高い重要品目であるが、生理障害の発生が問題となっており、生産・販売への影響が大きい。このため現地調査や土壌・植物体の成分分析、環境要因解析等により発生要因の解明と対策技術を確立に資する。 成果:ル レクチエ障害果は健全果に比べCa濃度が有意に低く、Caが障害発生の要因と考えられた。 ユリの葉先枯れ症状はナトリウム等の塩類の過剰やかん水に使用する水質の影響等複数の影響が考えられた。 チューリップのトップル障害発生率と植物体のCa濃度との関係は判然としなかったが、Ca吸収量は培地の他成分の影響があることが示唆された。出荷前切り花へのカルシウム資材吸液処理では塩化カルシウムが良く、発生を抑制するためには切り花100g当たり0.015g以上のCaを吸収させる必要があると考えられた。 |
カテゴリ | 出荷調整 障害果 西洋なし 生理障害 チューリップ ゆり |