課題名 | にいがた和牛の早期大型化及び高品質安定生産技術の開発 |
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研究機関名 |
新潟県農業総合研究所
畜産研究センター |
研究分担 |
畜産研究センター |
研究期間 | 新R3~R6 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的:県内黒毛和種肥育農家の半数が繁殖牛を導入、自家産素牛が確保可能な一部一貫経営へ移行していることから、市場導入より早期に肥育着手が可能な状況にある。また、県内農家は30か月齢出荷の共励会では入賞を重ねるが、24か月齢出荷の全共では入賞歴がなく、飼料給与体系が確立されていない。そこで、早期肥育着手できる環境を活かした24か月齢出荷を可能にする技術を開発、効率化を図ることで肥育経営の安定に資する。 成果:第1期(R3-4)の肥育試験において、肥育前期の1頭当たり乾物摂取量を発酵TMR給与区と濃厚飼料多給区で比較すると、発酵TMR給与区で粗飼料が有意に202㎏多く、濃厚飼料多給区で濃厚飼料が有意に205㎏多くなり、設計どおり発酵TMR給与区で円滑に粗飼料を多給することができた。発育は両区ともに全国和牛登録協会の正常発育曲線発育上限値以上で、24か月齢、生体重800kgに向け、良好に推移した。 |
カテゴリ | 経営管理 出荷調整 繁殖性改善 |