課題名 | アワビ放流種苗転換推進研究 |
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研究機関名 |
富山県農林水産総合技術センター |
研究分担 |
水産研究所
栽培・深層水課 |
研究期間 | 新R3~5 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的:放流種苗をエゾアワビから(在来種である)クロアワビへ転換するための基礎データを得る。また、アワビ放流効果のモニタリング調査を実施する。 得られた成果: 1)本県沿岸で漁獲された天然アワビ、県産エゾアワビ種苗および他県産クロアワビ種苗合計30個体について、マイクロサテライトマーカー(8マーカー)を用いた分析により遺伝的な関係を調べた。エゾとクロの2集団を仮定したベイズ推定による結果では、各集団ともエゾ・クロ両方の要素を約半数ずつ持っており明瞭な遺伝的構造は認められなかった。また、遺伝的距離を計測し主座標分析した結果でも3集団は重なり合う結果であった。 2)令和3年度に魚津市地先で漁獲されたアワビ合計70個体を調査したところ、標識個体は確認されなかった。 |
カテゴリ | モニタリング |