ダム上流域造成アユ資源有効利用調査研究

課題名 ダム上流域造成アユ資源有効利用調査研究
研究機関名 富山県農林水産総合技術センター
研究分担 水産研究所 内水面課
研究期間 新R3~5
年度 2021
摘要 目的:アユの遡上が阻害されている庄川の小牧ダム上流域に造成したアユ漁場において、遡上障害等の課題を克服することで漁場の有効利用を図るとともに、捕獲されたアユの利用方法を検討する。
得られた成果:
 令和3年5月に庄川5千尾、梨谷川5千尾、利賀川3万尾および百瀬川1万尾の計5万尾のアユを放流した。利賀川で捕獲されたアユは、百瀬川で捕獲されたアユよりも体長および体重が有意に高い値であった。河川水温を計測したところ、利賀川の水温が百瀬川よりも期間をとおして高い傾向であった。
10月の利賀川および百瀬川では、成熟した大型のアユが多く確認された。また、梨谷川においても、10月に成熟したアユが多数捕獲された。
 県食品研究所において、10月に捕獲されたアユを、利賀地区の燻材(栗、水楢、山桜)を用いて燻製に加工し、食味アンケートを実施したところ、燻材に栗を用いた燻製の評価が最も高かった。
カテゴリ 加工 良食味

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