課題名 | 9施設・装置等を活用した省力・快適な生産技術の確立 (1)トマト次世代型養液栽培施設による夏季安定生産技術の確立 |
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研究機関名 |
栃木県農業試験場 |
研究分担 |
野菜研究室 |
研究期間 | 継R1~5 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的:トマト次世代型養液栽培・育苗施設をモデルに、夏季安定生産技術の確立を図る。 成果:トマト密植栽培におけるLED樹間補光の増収効果を検証した結果、慣行の2.22株/m²においては1株あたり約35%、10aあたり約33%の増収となった。さらに、3.33株/m²に密植することで、10aあたりでは約80%と大幅な増収になった。また樹間補光によって、花房間長は短く、茎径は太く、下位葉のSPADは高くなり、生育の促進効果も認められた。 植物生育診断装置PD-6Cを用いた光合成機能診断を実施した結果、光合成機能は積算日射量の影響を受けて増減することが分かった。一方、気温や給液ECの変化に伴い、光合成機能と積算日射量の相関が変動したことから、高温や肥料不足等の要因によって、植物体の環境応答が変化し、光合成機能の低下を招くことが示唆された。 |
カテゴリ | 肥料 育苗 トマト 養液栽培 |