課題名 | 野菜・花きの育種に関する素材開発研究 1)野菜類高品質・耐病性品種の育成 エ トマト高品質・耐病性品種の育成 (ア)ジュース用トマト新品種の育成 |
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研究機関名 |
長野県野菜花き試験場 |
研究分担 |
育種部 |
研究期間 | 継H30~R4 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的:リコペン含量が高く果汁品質に優れ、多収性、省力性、病害抵抗性を備えた新品種を育成する。収量が多く、日焼けや果実腐敗を起こしにくく、ほ場での日持ち性がよい品種を育成する。 成果:F7、F8世代2系統の生産力検定試験を実施し、早晩性、草姿、収量性、ロス果発生率、果実大、硬度及び果汁成分等の特性を把握した。自殖F6~8世代素材系統191個体から、果実の大きさ、収量性、早生性、草姿等の形質に優れる27個体をほ場選抜した。前年度選抜したF1系統8系統と、前年度交配した10組合せのFF1系統の生産力検定を実施し、収量性、果実品質等が優れる5系統を有望と評価・選抜した。選抜有望系統を用い、新規に10組合せのF1交配を実施した。現地試験に「長・野交57号」および「長・野交59号」の2系統を供試し高評価を得たため現地継続検討とした。光合成量が減少すると推察されるリーフカバーの消失が病害により発生したため、日よけ資材の種類、被覆方法の違いによる果汁糖度への影響は判然としなかった。また、リーフカバーの減少成果:消失は、日焼け果発生のみならず果汁糖度低下の原因となることが示された。 |
カテゴリ | 育種 新品種 耐病性品種 多収性 トマト 日焼け果 病害抵抗性 品種 |