病害虫総合管理技術推進対策事業

課題名 病害虫総合管理技術推進対策事業
研究機関名 岐阜県農業技術センター
研究分担 病理昆虫部
研究期間 継H29~
年度 2021
摘要 目的:トマトおよびイチゴなどの果菜類において、難防除病害虫を対象に、効果的かつ環境負荷の少ない防除技術を開発する。
成果:・現地のタマネギ圃場から採集したネギアザミウマの2齢幼虫を供試し、殺虫剤感受性を調査した。補正死虫率が3系統すべてで85%以上だったのは、供試した12剤のうちアセフェート水和剤、MEP乳剤、スピネトラム水和剤、フルキサメタミド乳剤およびピリダリル水和剤であった。近年日本各地で問題化している産雄型ネギアザミウマは、認められなかった。
・冬春キュウリハウスおよび周辺から採集したタバココナジラミの殺虫剤感受性を調査した。補正死虫率が5系統すべてで70%以上だったのは、供試した14剤のうちスピロテトラマト水和剤のみで、個体群間で差が大きかった。2地点のハウス内で採集したタバココナジラミの93.9%がバイオタイプQであった。
・ナス褐紋病に有効な防除薬剤を選定するため圃場試験を行った。フルジオキソニル水和剤等5剤を比較した結果、既登録薬剤のマンデストロビン水和剤とトリフルミゾール水和剤、ピリベンカルブ水和剤で高い防除効果が認められた。
・タマネギりん片腐敗病の発病に及ぼすアザミウマおよびべと病の影響について調査した結果、これらとの明確な因果関係は認められなかった。また、剪葉後の圃場放置期間とりん片腐敗の発生にも相関は認められなかった。
カテゴリ いちご 害虫 管理技術 きゅうり タバココナジラミ たまねぎ トマト なす ねぎ 防除 薬剤

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