課題名 | イチゴの新品種育成と栽培技術の確立 |
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研究機関名 |
滋賀県農業技術振興センター |
研究分担 |
栽培研究部
野菜係 |
研究期間 | 完R1~3 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的:本県初となるイチゴ品種育成を目指す。併せて、新品種に適した栽培管理技術を確立する。 成果:新品種として「滋賀SB2号」を選抜し、令和3年10月1日付で品種登録出願した。「滋賀SB2号」は「かおり野」と同等の高めの培養液濃度管理で収量が高まることを再確認した。また、「章姫」と同等の低めの培養液管理で給液量を増やすことによる収量の補完効果を検証したが、収量を増加させる効果は認められなかった。芽数管理については、1芽管理よりも2芽管理の方が収量性が高く、収穫の波も小さくなる見込みである。本圃育苗への適用性については、一斉定植・順次定植ともに収量は5t/10aを超え、順次定植の方が冬季の収穫の波がやや小さくなると思われた。果実の収穫時期は先端から基部までの着色度合いでおおむね判断でき、冬季(11~2月)は70~80%以上、春季(3~4月)は90%以上の着色度合いで収穫すると非破壊糖度がおおむね9~10 度以上となり、汁液の糖酸比がおおむね16以上になることが明らかとなった。現地7か所で実施した育苗試験では6か所で親株1株当たり17株以上の苗が採苗できた。 |
カテゴリ | 育苗 いちご 栽培技術 新品種 新品種育成 品種 |