気候変動に対応した野菜安定生産対策の強化

課題名 気候変動に対応した野菜安定生産対策の強化
研究機関名 滋賀県農業技術振興センター
研究分担 栽培研究部 野菜係
研究期間 完R1~3
年度 2021
摘要 目的:温度低下技術やかん水指標の開発により、キャベツ等初期生育の安定化を図る技術を確立する。タマネギの春植作型の栽培技術を確立することで、秋の定植スケジュールの過密解消による降雨リスクの軽減と大雪による被害の回避を図る。既存パイプハウスの補強対策について、構造計算を用いたシミュレーションにより、その効果を明らかにする。
成果:かん水限界点の判断指標として葉温やNDVI値は適していないと思われた。栽培管理の目安としては、十分な降雨が得られず直ちにかん水が必要になるのは、定植後52時間以上干ばつが続く場合であると考えられた。タマネギの春植作型については、定植日は3月10日、品種は「オーロラ」が適していると思われた。ただし、貯蔵すると腐敗が多くなった。また、キャベツについて長雨時の施肥体系を検討したが、肥料流亡による収量低下を改善する追肥の効果は判然としなかった。耐風速50m/sとなる補強を施したハウス1棟の建設費および既設ハウスの補強にかかる費用は、間口6.0mハウスよりも県内に多い間口7.5mハウスのほうが高額になる試算パターンが多かった。
カテゴリ 肥料 キャベツ 栽培技術 施肥 たまねぎ 品種

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