課題名 | 大豆用高速畝立て播種機の性能等に関するほ場試験 |
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研究機関名 |
滋賀県農業技術振興センター |
研究分担 |
栽培研究部
作物・原種係 |
研究期間 | 完R2~3 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的:(国研)農研機構農業技術革新工学研究センターが開発した「大豆用高速畝立て播種機」を用いて、大豆生産者ほ場において栽培体系を考慮した実証を行い、経済性の評価を含めた同機の利用メリットを明らかにする。また、麦跡体系を考慮した場内試験を行い、水田での輪作体系(3年4作体系)における同機の最適な使用条件(ほ場条件等)を明らかにする。 成果:開発機の播種作業速度は慣行機の2.4倍、作業能率は慣行機の約2倍であり、中耕・培土作業においても1行程で1条多く作業可能なため、慣行機に比べ約1.4倍の作業能率であった。両区とも倒伏角度は台風等の影響がなかったことで0度となり、子実重は開花期~子実肥大期にかけて適度な降雨もあったことから、開発機区で43.3㎏/a、慣行機区で42.2kg/aと非常に高かった。差額収益は、収量の多かった開発機区で10a当たり1,526円高くなり、差額原価を勘案しても1,513円/10a増益したことから、機械導入による経営メリットは大きいことが示唆された。 |
カテゴリ | 経営管理 栽培体系 水田 大豆 播種 輪作体系 |