課題名 | ブドウおよびナシの気象変動に対応した技術の確立 5.ロボット草刈機を活用した技術の開発 1)ハダニ類の土着天敵類等への影響調査 |
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研究機関名 |
滋賀県農業技術振興センター |
研究分担 |
花・果樹研究部
果樹係 |
研究期間 | 完R1~R3 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的:異なる仕立て栽培において、ロボット草刈機の利用による下草管理が、カブリダニ類の維持に与える影響を調査する。 成果:ロボット草刈機を毎週稼働させる下草管理は、1か月ごとに行う従来の機械除草と比べて、カブリダニ類の維持効果は認められなかった。しかし、従来の草刈り方法では除草後にナシ樹冠下草から樹上へ移動するハダニ類が多いことから、ロボット草刈機による除草は、夏季の高温時におけるハダニ類の激増を防ぐ可能性があると示唆された。低樹高栽培は、従来の平棚栽培と比べて、主枝高が低いため、ハダニ類の増加直後にカブリダニ類が増加しやすく、特に徒長枝でのハダニ類の発生を抑えることができると考えられた。しかし、仕立て方で農薬の付着量は大きく変わらなかった。 |
カテゴリ | 除草 低樹高 土着天敵 農薬 ぶどう ロボット |