「露茜」安定生産のための樹勢強化および肥培管理技術の開発

課題名 「露茜」安定生産のための樹勢強化および肥培管理技術の開発
研究機関名 和歌山県農業試験場暖地園芸センター
研究期間 新R3~5
年度 2021
摘要 [目的]
樹勢の低下が問題となる「露茜」に対して、樹勢強化を目的とした片側一文字仕立て先端部への強樹勢品種の高接ぎおよび主幹長が、樹体生育や増収効果に及ぼす影響を明らかにする。また、生育に適したかん水方法および肥培管理方法を明らかにする。
[成果]
①樹勢の目安である徒長枝発生本数は、主幹長2.3mにおいて、令和2年高接ぎ樹では「ハリウッド」が、令和3年高接ぎ樹では「紅の舞」が多くなる傾向が認められた。主幹長1.7mでは高接ぎ品種による差は認められなかった。
②果実収量は主幹長1.7mおよび2.3mとも、令和2年高接ぎ樹では「NK14」および高接ぎなしが「ハリウッド」に比べて多い傾向が認められ、令和3年高接ぎ樹では高接ぎなしが「南高」および「紅の舞」に比べて多い傾向が認められた。主幹長別ではすべての高接ぎ品種で、2.3mが1.7mに比べて収量が多い傾向が認められた。
③肥料の種類の違いによる徒長枝本数は、有機配合肥料および肥効調節型肥料で化成肥料に比べて多くなる傾向が認められた。
④肥料の標準量施用(「南高」基準)、2倍量施用および1/2量施用による幹径を比較した結果、1/2量施用で他に比べて小さくなる傾向が認められた。
⑤かん水量による差について、葉の水ポテンシャルは、7、10月とも0mmかん水区で低く、幹周は0mmかん水区で小さい傾向が認められた。
⑥同じかん水量の場合、堆肥を施用した樹体で収量で多くなる傾向が認められた。
カテゴリ 肥料 高接ぎ 肥培管理 品種

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