経営的視点に基づく中山間地域での省力・低コスト技術体系の確立

課題名 経営的視点に基づく中山間地域での省力・低コスト技術体系の確立
研究機関名 島根県農業技術センター
研究分担 総務企画部・企画調整スタッフ
栽培研究部・作物科
研究期間 継R2~4
年度 2021
摘要 ■目的:県内の中山間地域においては、ほ場面積が小さい上に畦畔法面が大きいことから米生産費の低減が進んでおらず、省力・低コスト技術の導入による持続可能な生産構造への転換が必要となっている。そこで、リモコン草刈機やカバープランツなどの除草効果と除草コストを明らかにするとともに、リモコン草刈機の適用可能畦畔解析手法を確立し、畦畔法面除草の負担軽減策を提示する。また、リモコン草刈機などによる畦畔除草体系に密苗栽培や多収穫米などを組合せた米生産費削減効果の検証を行い、生産コスト低減モデル(9,600円/60㎏)を提示する。
■成果:【リモコン除草機等による畦畔省力除草体系の確立】リモコン草刈機、アーム式モアの刈払機に対する作業効率は、それぞれ3.3倍、4.5倍であり、大幅な省力・軽労化の達成が可能であることが明らかになった。また、当センター所有のリモコン草刈機AJK600を用いて、現地での作業性調査を実施した。
 センチピートグラスの導入により、畦畔10a当たり労力・管理経費が従来の50~52%削減可能であるとともに、畦畔10a当たり経費が3,440~7,280円削減される。
 リモコン草刈機の適用可能畦畔解析マップのプロトタイプを作成するとともに、その過程で得られた成果の一部が職務発明として認定された(西日本農研との共同研究)。
【省力低コスト技術の組合せによる経営的評価】高密度播種技術の導入と多収穫品種の導入により、60kg当たり生産費が164~2,179円削減(2~21%削減)されることが明らかになった。
カテゴリ 経営管理 畦畔除草 軽労化 コスト 省力除草 除草 除草機 中山間地域 低コスト 播種 品種

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