| 課題名 | アスパラガス大規模経営のためのAI・ICTを活用した栽培技術及びシステムの開発 |
|---|---|
| 研究機関名 |
佐賀県農業試験研究センター |
| 研究分担 |
企画調整部
野菜・花き部 |
| 研究期間 | 完H28~R2 |
| 年度 | 2021 |
| 摘要 | 目的: 佐賀県の重要な振興品目であるアスパラガスでは、夏芽の収穫作業の軽労化を可能とするロボット収穫技術の実用化に向けた技術確立、春芽の安定生産のための秋冬期の養分転流および休眠打破条件の解明および圃場管理の効率化のためのアスパラガス栽培に適した見える化システムの開発が必要である。そこで、AI・ICTを活用したアスパラガス大規模経営のための栽培技術とシステムを開発する。 成果: (1)ロボット収穫に適した仕立て方法を確立するため、立茎の位置が収穫ロボットの作業効率および収量に及ぼす影響を検討した。しかし、試験圃場の株年数の経過によるりん芽群の分散および偏り多かったことにより、畝中央に立茎することができず、立茎の位置が収穫ロボットの作業効率および収量に及ぼす影響を評価することが困難であった。そのため次年度以降は、試験場所をより株年数の若い2020年定植株の圃場に移し、再度検討する。 (2) 散水・送風技術の改良を目的として、散水頻度が夏芽収量に及ぼす影響を検討した。その結果、散水・送風処理時の散水頻度の違いで環境改善効果に大きな差は見られず、夏芽収量は通常散水区の方が多かったことから、散水頻度は従来の設定条件である日中1時間おきに30秒/回程度が適当と考えられた。 (3) 散水・送風技術の現地実証試験において、ハウス内に均一に送風できる設備の設計を検討した。その結果、従来の片側送風よりも中央振り分け送風の方がハウス内に均一に送風できることが明らかとなった。一方、いずれの試験区もその環境改善および増収効果は場内試験時より低かった。その要因として、子ダクトの穴径が当初の場内試験時の穴径よりも小さかったことにより、風の吐出量が不足していたことが考えられた。 (4)スマホやPCからリアルタイムな圃場の環境をリアルタイムに確認することができ、また任意の閾値を設定することで、その設定に従いアラートをLINEに自動送信することができるシステムを開発した。温湿度、地温、光度、土壌水分量を測定する際の初期費用は4万円、維持経費は5千円/年である。今後、センサ精度の検証や太陽光電源システムの検討などを行う予定である。 |
| カテゴリ | ICT アスパラガス 軽労化 栽培技術 大規模経営 圃場管理 ロボット |