課題名 | タマネギべと病緊急特別対策事業 |
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研究機関名 |
佐賀県農業試験研究センター |
研究分担 |
環境農業部 |
研究期間 | 終R1~R3 |
年度 | 2021 |
摘要 | 目的: べと病対策として開発されたマンゼブ剤の7~10日間隔散布を中心とした新たな防除体系の導入により、被害は大幅に軽減したが、労力・費用の面で生産者に大きな負担となっている。また、28年産(甚発生年)のような曇雨天が続く気象条件に対応するためには、さらに改良を行う必要があることから、事業期間を2年間延長し、さらに簡便で効果の高い防除対策技術を開発(改良)、導入する。 成果: (1)タマネギべと病の感染予測モデルに基づく防除体系について検証した結果、慣行の7~10日毎の薬剤防除体系よりも少ない防除回数で、同程度の発病に抑えることができた。 (2)ブームスプレヤー散布の薬液付着について検証したところ、ノズルバーの高さが薬液付着に影響を及ぼすことを明らかにした。 (3)タマネギべと病に対して春季に薬剤防除を行った後の茎葉を残さとしてプランターに鋤きこ んだところ、春季を通して体系防除を行った区では、一次伝染株の発病を低く抑えることができた。 (4)タマネギ乾腐病菌に対して、ベンレート水和剤の灌注処理とフロンサイド粉剤の本圃土壌混和処理を組み合わせることで、防除効果が認められた。 |
カテゴリ | たまねぎ 防除 薬剤 |