シンクロトロン光を活用した花き類の県オリジナル品種の育成

課題名 シンクロトロン光を活用した花き類の県オリジナル品種の育成
研究機関名 佐賀県農業試験研究センター
研究分担 野菜・花き部
研究期間 新R3~R7
年度 2021
摘要 目的:
県内の主要花き類であるキク、ユリおよびホオズキについて、シンクロトロン光を用いた突然変異誘発による新品種育成を目的とする。
成果:
(1) 低温開花性を有する秋輪ギク品種の育成
白色輪ギクについては、低温開花性を有し、切り花ボリュームを有する「佐系RK6号」および「佐系RK7号」を選抜し、栽培適応性検定試験および現地選抜試験を実施し、現在調査中である。黄色輪ギクについては、「神馬」由来の淡黄色系統へのシンクロトロン光の繰り返し照射を行い、濃色変異系統を現在二次選抜中である。さらに、桃色品種「佐賀RK1号」へのシンクロトロン光の繰り返し照射による濃色変異した3系統について、栽培適応性検定試験および現地選抜試験を実施し、現在調査中である。
(2) 白色輪ギク「神馬」等と同条件で栽培可能なスプレーギク品種の育成
桃色のアネモネ咲き育成系統「佐賀10号」の花色変異系統である「佐賀SK33号」、「佐賀SK34号」および「佐系SK40号」の栽培適応性検定試験および現地選抜試験を実施し、現在調査中である。また、夏秋スプレーギクでは、耐暑性に優れる淡桃色系統への照射により白色変異系統を獲得し、2系統を二次選抜し、18系統を一次選抜した。
(3) 早期開花性の有色ユリ系統の育成
桃色のテッポウユリ型の三倍性系統の鱗片に照射し、小植物体獲得に効果的な吸収線量および変異形質について現在調査中である。
(4) 高温下でも安定して着色するホオズキ系統の作出
ホオズキ地下茎に照射し、照射後の生存率等から効果的な吸収線量を検討するとともに、高温条件下でも着色の早い系統の選抜を行った。
カテゴリ アネモネ きく 新品種育成 耐暑性 品種 ほおずき ゆり

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