施設花きスマート化に向けた革新的技術開発  1)環境制御による高品質・増収  技術の開発  2)不良環境下における安定生産  技術の開発 3)低コスト、省力的栽培技術の  開発

課題名 施設花きスマート化に向けた革新的技術開発  1)環境制御による高品質・増収  技術の開発  2)不良環境下における安定生産  技術の開発 3)低コスト、省力的栽培技術の  開発
研究機関名 宮崎県総合農業試験場
研究分担 花き部
研究期間 完R元~R3
年度 2021
摘要  スイートピー栽培における炭酸ガスの施用効果の確認を行った。供試品種が高温の影響を強く受け、障害が発生したため、出荷本数や落蕾本数においては有意な差は認められなかった。

 スイートピーの高温障害対策として、高温・乾燥耐性遺伝子を活性化する資材の効果について確認を行った。
 本資材を灌注した区と対照区との比較では、潅注区は対照区に比べ11月の切り花本数は多い傾向にあったが、潅注区と対照区ともに高温による影響を強く受け、障害が発生した。

① エラータム系デルフィニウムの普通育苗・低温3月出荷作型において、定植後20~30日間10℃で加温すると抽だいや開花が早まり、2~3月に開花した。
  一方、育苗中の多くの苗で早期抽だいが確認されたため、次年度以降、早期抽だい回避に向けた育苗期間や育苗容器等の検討が必要と思われた。
② ラナンキュラスのスタンダード品種とラックスシリーズの適切な球根貯 蔵湿度条件について検討し、保管後 の球根腐敗は、両品種とも低湿度・中湿度の条件下で少
なかった。
  冷蔵処理後の腐敗は、スタンダード品種は中湿度条件下が最も少なく、萌芽球根数も多かったが、ラックスシリーズは、中湿度・高湿度の条件下での差はなかった。
③ ラナンキュラススタンダード品種(早生品種)の球根冷蔵時の環境条件について検討した結果、冷蔵庫内10℃LED照射下で1番花の開花が促進した。
④ ラナンキュラスラックスシリーズの球根冷蔵時の環境条件について検討した結果、冷蔵庫内10℃LED照射下で1番花の開花が促進し、株あたりの収量が増加した。
⑤ ラナンキュラススタンダード品種の球根冷蔵時のLED照射器具について検討した結果、LEDシートが1番花の開花日が最も早く、株あたりの切り花本数も増加した。
⑥ スイートピーのつる下ろし作業の省力化について、工業技術センターと、つるおろし作業の軽減につながる器具の検討を行った。巻き糸やフック、支柱による誘引の開発に取り組み、試験場ほ場で慣行と比較を行ったが、作業時間や切り花品質において、慣行より優れた試験区はなかったため、引き続き誘引方法を検討する必要がある。
カテゴリ 育苗 環境制御 乾燥 高温対策 栽培技術 出荷調整 省力化 低コスト デルフィニウム 品種 ラナンキュラス

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