課題名 | 農産物の嗜好性関連成分の解明(167) |
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課題番号 | 1992002786 |
研究機関名 |
中国農業試験場(中国農試) |
研究分担 |
地域基盤・品質特性研 |
研究期間 | 継H02~H06 |
年度 | 1992 |
摘要 | 大豆の保健機能性を明らかにすることを目的に,ヒト形ハイブリドーマ細胞(HB4C5)を用いて,免疫系の一端をなす抗体産生調節因子の存在について検討した。豆乳及び大豆種皮抽出ヘミセルロースB(SHH)はヒト型ハイブリドーマの抗体産生を約3.5倍増強した。豆乳中の抗体産生増強活性は,塩酸沈澱画分にみられ,トリプシン及び熱処理により失活した。その本体は分子量約29万のタンパク質であった。SHHの抗体産生増強因子は,トリプシン及び熱処理に対し安定で,βーガラクトシダーゼに感受性が高く,分子量約3.2万の多糖類(アラビノガラクタン)を主成分とする糖タンパク質であった。これらの抗体産生増強因子は,ヒト末梢血リンパ球の抗体産生も増強した。 |
カテゴリ | 機能性 大豆 なす |