土壌酵素活性測定法の検討

課題名 土壌酵素活性測定法の検討
課題番号 1992004131
研究機関名 森林総合研究所(森林総研)
研究分担 森林環境・土化研
研究期間 新H03~H05
年度 1992
摘要 森林生態系の物質循環に大きく関与すると考えられる土壌酵素活性を測定するため、既存の土壌酵素活性測定法を森林土壌に適した方法に改変する。また、広葉樹林で土壌酵素活性を測定し、その季節変動を把握する。(3、4年度)室内実験による測定法の検討.(4、5年度)固定試験地における季節変動の測定.この研究によって得られる土壌酵素活性の季節変動などの情報を用いることによって、物質循環の分解過程における質的な検討をすることが可能となる。当年度は小川学術参考林の黒色土と褐色森林土を用いて、リンの循環に関する酵素であるフォスフォモノエステラーゼと、炭素の循環に関するβーグルコシダーゼの基質飽和濃度を検討した。またLineweaver-Burk plotを用い、これらの土壌酵素のミカエリス定数と最大速度を求めた。その結果、黒色土での反応速度は褐色森林土の2倍以上の速度を示した。今後これらの土壌酵素活性の最適pHを求める必要があると考えられる。
カテゴリ 季節変動 植物相

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる