ヒノキ漏脂病の分布・病原性及び樹体反応(261)

課題名 ヒノキ漏脂病の分布・病原性及び樹体反応(261)
課題番号 1992004370
研究機関名 森林総合研究所(森林総研)
研究分担 森林生物・樹病研
研究期間 継H01~H05
年度 1992
摘要 ヒノキ漏脂病菌とされるCryptosporiopsis abietinaを用いた過去の接種試験木の観察を行ったが,病徴の進展は全く見られなかった.他の病原菌との相互作用を見るため,本菌,ヒノキ苗立枯病菌,暗色枝枯病菌をシャーレ内PDA上に殺菌セロファンを敷き接種した後,セロファンをはがし,同シャーレに前述の3菌と,漏脂病患部から分離されたSarea resinae,Cistella japonica,ナラタケ病菌を別々に接種し,生長に与える前接種菌からの滲出物の影響を調べた.その結果,Cryptosporiopsisからの滲出物は,他の2菌の滲出物よりも苗立枯病菌,暗色枝枯病菌,Sarea resinaeの生長を阻害した.Cryptosporiopsis菌の仲間は,木材腐朽菌に対して拮抗的に働くこと,侵入した寄生昆虫の生長を阻害することなどが報告されている.今後本菌のこれらの性質も漏脂病との関係とともに明らかにする必要がある.
カテゴリ 管理技術 立枯病 木材腐朽菌

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