材線虫病によるマツ年越し枯れ発生要因解析(388)

課題名 材線虫病によるマツ年越し枯れ発生要因解析(388)
課題番号 1992004502
研究機関名 森林総合研究所(森林総研)
研究分担 東北・樹病研
研究期間 完S60~H03
年度 1992
摘要 材線虫病による年越し枯れ要因を調べた。越冬前の病徴が全身的変色の苗は全て年越し枯れとなり、越冬前に病徴を現さない苗では21%、接種枝のみ枯死では8%であった。接種枝だけで発病を抑える樹体の抵抗反応との関連がうかがわれた。光条件と発病進展との関係では、発病率が白色蛍光灯区85%、赤色蛍光灯区10%で、24日目に白色蛍光灯区から赤色蛍光灯区へ換えた場合は58%、その逆の場合は17%であった。両区の接種線虫の増殖には差がなかった。光源の光質の差異との関連では、赤色蛍光灯の波長域は白色蛍光灯のそれよりも植物の光合成に適した波長域であることから、発病と病状の進展と光合成機能との関連が推測された。線虫が全く検出されない自然枯死木から青変菌の1種Leptographium属菌を分離し、病原性を接種試験によって確かめた。3年生アカマツ苗で照度を20,000luxと200luxに変えて行った結果は、200lux区に弱い病原性が認められた。クロマツ11年生木に対して接種したところ陰性の結果となり病原性が全く無かった。今後は光条件と発病進展との関係の作用機作を明らかにする必要がある。
カテゴリ 管理技術 経営管理 光条件

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