課題名 | ブナ林の更新における菌類の役割の解明(426) |
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課題番号 | 1992004548 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
東北・樹病研 |
研究期間 | 継H01~H04 |
年度 | 1992 |
摘要 | 一年生ブナ稚樹の枯死・消失経過を調査し、その原因について解析した。また、当年生実生の立枯病罹病部から分離された糸状菌の分類学的所属を検討した。一年生稚樹の枯死率は当年生実生のそれと比較し非常に低く、当年生実生の枯死が5月下旬から7月下旬に集中したのに対し、一年生稚樹では特徴的な枯死パターンは認められなかった。枯死原因として、E)冬期の積雪による折れ、F)冬芽の枯死あるいは展開中の障害、A’)小動物による茎の切断と地下部の引き抜きの3種類に類別できた。当年生実生の立枯病罹病個体の被害部からは、田沢湖、八甲田の両試験地ともClletotrichum dematiumが高率で分離された。分離菌の種類は両試験地間で顕著な差は認められなかった。 |
カテゴリ | 立枯病 |