課題名 | ミズメ個体群の更新機構と集団の成立条件(549) |
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課題番号 | 1992004664 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
関西・造林研土壌研 |
研究期間 | 継H01~H04 |
年度 | 1992 |
摘要 | 泥炭の花粉分析とプラントオパール分析、ミズメ林周辺の植生調査、積雪深などの気象観測、ミズメとダケカンバの播種試験等を行い、氷の山のミズメ林の成立要因を調べた。ミズメ林の成立にはササ群落の成立と関係があり、ササ群落の一斉開花・枯死の機会に種子散布力の比較的大きいミズメが長寿の樹種として残ったと推測される。今日ミズメが疎林であるのは、チシマザサの一斉枯死の間隔とミズメの寿命との関係から説明できよう。またミズメが山頂部のチシマザサ群落に成立していないのは、萌芽力を早く失うことと、雪圧に対してあまり強くないためだと思われる。来年度はミズメ林の種子生産を中心に調査をすすめる。 |
カテゴリ | 経営管理 播種 プルーン |