課題名 | ヒノキカワモグリガの加害機構の解析(618) |
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課題番号 | 1992004733 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
九州・昆虫研 |
研究期間 | 継H01~H04 |
年度 | 1992 |
摘要 | 幼虫1頭の食害量を調べるために幼虫を越冬期の前後に時期をずらしてスギ試験木に接種した。その結果、1頭当りの食害箇所数は1~6箇所、樹幹部での食害面積は11月接種の場合で3.5平方センチで、このうち、越冬後に2.0平方センチ程度を食害することが判明した。スギ被害木を割材調査したが、食害による傷の大きさと瘤の大きさの関係については、相関は認められなかった。スギ固定試験木で幼虫の食害箇所から樹脂が流出する期間を調べた結果、幼虫が1つの場所で加害する期間が短い場合は樹脂流出までの日数が短く、幼虫の加害期間が長い場合は樹脂流出までの日数が長かった。幼虫の加害から樹脂流出までの期間は、越冬前には長く、春から初夏には短くなった。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 管理技術 防除 |