課題名 | ヒノキカワモグリガ被害発生林分の解析(619) |
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課題番号 | 1992004734 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
九州・昆虫研 |
研究期間 | 継H01~H04 |
年度 | 1992 |
摘要 | 矢部営林署向原国有林の試験地で前年に引続き、気温と風速を測定した。成虫発生期にスギ4品種(アヤスギ、ヤブクグリ、イワオ、ヒノデ)の苗を向原国有林で林冠部に設置し、1か月後に回収して幼虫の成育状況を調べたが、幼虫の虫糞数に品種による有意差はなく、産卵抵抗性の差異はないと考えられた。スギ粗皮の品種による形状の差が幼虫に与えている影響を調べるために、粗皮剥ぎ木と対照木とにカートンを巻き、幼虫の生息状況を調べた。その結果、粗皮剥ぎ木では胸高部が地際部よりもカートン内の虫糞数が多かったが、対照木では胸高部と地際部とで差はなく、粗皮の厚さが幼虫の加害性と蛹化場所に影響を与えていると考えられた。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 管理技術 抵抗性 品種 防除 |