課題名 | 木材表面の無電解メッキ(719) |
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課題番号 | 1992004833 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
木材化工・化加工研(科長) |
研究期間 | 完H01~H03 |
年度 | 1992 |
摘要 | 木材表面を金属化するために、木材表面に銅及びニッケルを無電解めっきし、めっきの樹種特性及び下地処理効果を検討した。サクラ、イタヤカエデ、トチノキなど広葉樹散孔材の一部は素地のままでも仕上がりが良好であったが、多くの広葉樹及び針葉樹は下地処理を必要とした。下地処理にはPEG有機溶液あるいはPEGMA水溶液処理が有効で、多くの樹種の仕上がりが向上した。重量法によるめっき付着量は蛍光X線法による皮膜厚さと良い直線関係を示し、めっき皮膜は高い付着力及び木材表面の組織を反映した光沢感を持つことがわかった。下地処理と表面硬化処理を兼ねるWPC化は検討を要する。成果は、県における研究開発事業に活用される予定である。 |
カテゴリ | かえで 加工 さくら |