課題名 | 森林資源及び森林環境の解析・モニタリング手法の開発(883) |
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課題番号 | 1992004965 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
企画調整林業経営・海外協力研究情報探査研 |
研究期間 | 完S00~S00 |
年度 | 1992 |
摘要 | ブラジル・サンパウロ州の海岸山脈地帯を対象とした崩壊危険地の判定法について、既存の崩壊地とその土地の諸特性との対応関係を調べ、崩壊に寄与度の高い特性を選択して、今後の崩壊発生の有無、崩壊危険地を予測する方法を検討した。資料としては、空中写真,地形図、土壌図および植生図等に描かれた100m方形メッシュ内の地形・森林情報等をドットグリッド板を用いて収集した。数量化■類による解析結果では、崩壊発生に寄与度の高い因子は、傾斜角、標高、傾斜遷急線、局所地形の順に続き、その危険カテゴリーにはいづれも地形因子が上位を占めた。多重共線性のある因子として斜面方位角が除外されたが、この崩壊危険地判定が残りの6因子を説明因子とした方法で十分可能であることが分かった。今後は、予測精度に大きく影響する、正確な地形図の整備が必要となろう。 |
カテゴリ | モニタリング |