課題名 | カンキツかいよう病菌の空中落下速度 |
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課題番号 | 1992001387 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
興津・病害研 |
研究期間 | 単H03~H03 |
年度 | 1992 |
摘要 | かいよう病菌の飛散距離と防風垣の飛散防止効果を明らかにする一環として、病原細菌を含むしぶきの空中落下速度を調べた。高さ10mの無風状態の人工降雨塔では、塔内が乾燥した状態で噴霧後18-20分間、事前に塔内を湿潤にした場合には78-80分間、病原細菌が検出された。落下する粒子の大きさは、噴霧終了して30-60秒後の直径100-150μmまで検出された。直径50μm以上の水滴粒子の落下速度はWeickmannの式、それ以下の小さな粒子にはStokesの式で与えられ、直径5μmの粒子は10mの距離を落下するのに57分かかることが分かった。したがって、生きたかいよう病菌を含む最小の水滴は4-5μmと推定された。本成果は学会に報告する。 |
カテゴリ | 病害虫 乾燥 防除 その他のかんきつ |