積雪地向桑品種育成素材の特性と探索(20)

課題名 積雪地向桑品種育成素材の特性と探索(20)
課題番号 1992002539
研究機関名 北陸農業試験場(北陸農試)
研究分担 作物開発・畑育種研
研究期間 完S58~H03
年度 1992
摘要 在来桑品種の遺伝的特性を調査するとともに、優良野生桑を探索収集し、特性調査を行った。1)昭和58~平成3年に調査の対象とした品種数は、ロソウ系75品種、カラヤマグワ系34品種、ヤマグワ系58品種、不明9品種であった。また1次~3次特性の調査実施状況は、1次特性138 品種、2次特性84品種、3次特性60品種であった。2)1次特性:花性は原種3系とも雌性の割合が高かった。特にカラヤマグワ系は60%が雌性であり、雄性はその1/4に留まった。ヤマグワ系は雌性の40%に対し、両性が25%とやや高かった。葉の大きさは、カラヤマグワ系が90%は小型であった。中以上の大きさでは、比較的ロソウ系の割合が高く、次いでヤマグワ系であった。欠刻数は、ロソウ系は全縁葉、カラヤマグワ系は裂葉が多く、ヤマグワ系は全縁葉と裂葉が半々であった。3)2次特性:葉の硬化は、カラヤマグワ系・ヤマグワ系が早く、ロソウ系は遅い傾向を示した。裏うどんこ病抵抗性は、ロソウ系・カラヤマグワ系の50%が強、ヤマグワ系は30%が強であった。また胴枯病はロソウ系・カラヤマグワ系の90%以上が弱であり、ヤマグワ系は40%が強であった。4)3次特性:春・晩秋蚕期の収量は、原種3系間に一定の傾向は認められなかった。5)収集野生桑15系統の特性調査を行った。これらの系統はセンターバンクへ移管した。
カテゴリ うどんこ病 抵抗性 品種

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