課題名 | インドネシアにおける牛のタイレリア病 |
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課題番号 | 1992003942 |
研究機関名 |
熱帯農業研究センター(熱研) |
研究分担 |
研一(主研) |
研究期間 | 単H03~H03 |
年度 | 1992 |
摘要 | インドネシアのボゴールにおいて牛タイレリア病の分布調査とタイレリア原虫の分離を試みた。在来種のオンゴル種とその交雑種計27頭について検査した結果、6頭に感染が認められ、原虫寄生赤血球内にはbar,veilが観察された。感染牛の脾臓を摘出して寄生率の上昇を試みたところ、脾臓摘出後15日目に最高寄生率10%を示した。この間、フタトゲチマダニを吸血させて飽血幼ダニ約7,200匹、同若ダニ約1,200匹を回収した。帰国後、脱皮した成ダニ339匹を用いて媒介試験を行った結果、試験牛の感染が確認され、インドネシアのタイレリア原虫の分離に成功した。なお、インドネシア固有種のバリ牛15頭、水牛12頭についても調べたところ、バリ牛で12頭、水牛で4頭がタイレリア病に感染していた。 |
カテゴリ | 病害虫 亜熱帯 診断技術 防除 |