課題名 | 熱帯乾・雨期地帯における畑作の作付体系に関する研究(栽培条件)(129) |
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課題番号 | 1992003958 |
研究機関名 |
熱帯農業研究センター(熱研) |
研究分担 |
研一(主研) |
研究期間 | 完S60~H03 |
年度 | 1992 |
摘要 | 熱帯乾雨期地帯における畑作生産技術システムの開発・改善に資するため、ブラジル・ボツカツ農科大学との共同研究により、小麦-大豆の不耕起栽培体系の適応性を検討した。土壌の物理性調査では不耕起により表層20cmまでは粗孔隙率が低下するなど圧密化がみられたが、30cm以下の下層土では耕起区より軟らかかった。また不耕起により、保水力の低下は認められず、粘土の流失も少なかった。不耕起区の土壌化学性の特徴はP・Ca・Mg等の表層集積がすすみ、下層土の化学性は劣っていた。K含量は砂質ラトソル土壌・大豆跡・不耕起区で少なく、このK不足が砂質ラトソル土壌の不耕起区で小麦が低収であったことの原因と推察された。 |
カテゴリ | 亜熱帯 小麦 栽培条件 大豆 不耕起栽培 |