| 課題名 |
消化器病におけるホルモンの分泌状態が免疫能におよぼす影響(72) |
| 課題番号 |
1992003496 |
| 研究機関名 |
家畜衛生試験場(家畜衛試)
|
| 研究分担 |
東北・2研
|
| 研究期間 |
完S63~H03 |
| 年度 |
1992 |
| 摘要 |
エンドトキシン(LPS)は幼若家畜の消化器病(下痢症)の主要発現因子と考えられている。そこで、本症発現機序の解明の一環としてLPSを子豚や子牛の静脈内に連日投与し、血中の内分泌因子(グルココルチコイド、グルカゴン)、免疫因子(好中球貪食能、α1-AG)炎症関連因子(シアル酸、フィブリノーゲンなどの)反応パターン及びそれらの相互関連性を調べた。その結果、子豚にLPSを投与すると上記の因子や臨床症状が大きく変動するが、その投与を連日繰り返すに伴いそれらの反応が著しく減弱することが判明した(昭和63年度)。また、LPS投与に伴うこれらの因子の反応が寒冷ストレス付与下では著しく増幅されることが判明した(平成元年度)。一方子豚を用いて好中球貪食能(CL能)を中心に調べたところ、寒冷ストレス、LPS単一負荷ではCL能は賦活されるが、それらを同時に負荷するとCL能が著しく抑制されることが明かとなった(平成2年)。子牛を用いて同様の実験を行ったところ、子豚とほぼ同様の結果が得られた(平成3年)。以上、子豚、子牛ともLPS負荷に寒冷ストレス負荷が加わると好中球貪食能の抑制をはじめ、生体機能の恒常性が著しく乱れることが判明した。これらの現象は、日和見感染病の発病機序の一端と考えられる現象であった。
|
| カテゴリ |
病害虫
豚
防除
予防技術
|