課題名 | 施肥判定技術の確立(113) |
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課題番号 | 1992002365 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
水田利用・水田土壌研 |
研究期間 | 継S61~H04 |
年度 | 1992 |
摘要 | 硝酸態窒素を利用した水稲の施肥技術確立の可能性について検討した。被覆硝酸カルシウム施肥区(基肥+つなぎ肥;8+2kgN/10a)の水稲(奥羽316号)の初期生育は対照区(硫加燐安、基肥+幼穂形成期+減数分裂期;6+2+2kgN/10a)より劣ったが、穂揃期以降の乾物重増加は対照区を上回り、収量は717kg/10aと対照区と同等であった。水稲茎葉の窒素含有率は減数分裂期まで標肥区で高かったが、それ以降は差はなかった。窒素吸収量は幼穂形成期までは差がなく、それ以降は標肥区が少なくなり、窒素の玄米生産効率は標肥区が高くなった。以上の結果は、硝酸態窒素を水田で利用することが可能であることを示しており、4年度に水稲に対する効果のみでなく、土壌に対する影響も合わせて検討する。 |
カテゴリ | 栄養診断 管理技術 水田 水稲 施肥 土壌診断 |