イネ科花粉等の保存性の究明(32)

課題名 イネ科花粉等の保存性の究明(32)
課題番号 1993000314
研究機関名 農業生物資源研究所(生物研)
研究分担 遺資二・遺資管理生殖保存研
研究期間 延H01~H07
年度 1993
摘要 トウモロコシ花粉の保存性について調べ、超低温保存後の生存率、set率を調査した。人工培地上での花粉の発芽率は、含水率が10%程度までなら乾燥してもほとんど影響されず、貯蔵期間1日では7、0、-80℃及びLN2に保存した場合にある程度の発芽率を維持したが、-10~-40℃では著しく低下した。貯蔵14日後では0℃で約50%の発芽率を維持し、次いでLN2保存であった。長期貯蔵に適していると思われる超低温での保存後のset率は、-80℃では0%であったが、LN2保存では低率ながらも交配が可能であり、発芽率の結果とほぼ一致した。これらのことからトウモロコシ花粉の場合、2週間程度の短期間の貯蔵には0℃がよいと思われるが、長期保存には10%程度の乾燥に耐えることから、超低温保存の可能性があると考えられた。
カテゴリ 遺伝資源 乾燥 管理技術 長期保存・貯蔵 とうもろこし

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