課題名 | 畑作限界地域における高生産性農業の展開条件(4) |
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課題番号 | 1993001948 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北農試) |
研究分担 |
畑作管理・流通シス研 |
研究期間 | 完H02~H04 |
年度 | 1993 |
摘要 | 十勝管内浦幌町を対象に、農地移動の傾向をとらえるとともに小麦作の品種選択による農家のリスク回避行動を明らかにした。農地移動は、近年に至るほど有償移動が少なく賃貸借が多くなっている。賃貸借関係は、小規模経営で後継者不在から高齢化し、その離農にともない貸し手へと移行し、後継者のいる中規模農家が借地して大規模化する傾向を示している。農地を借地して地域農業の担い手となる農家の年齢は、40歳前後が最も多い。浦幌町における小麦品種はチホクコムギが支配的であるが、そのなかでタクネコムギが一定の面積割合を占めている。経営の特性として、経営規模が大きく、後継者を有し、さらに経営主の年齢が若いほど、タクネコムギを選択する傾向が強く表れている。したがって、経営的条件に恵まれている経営ほど、リスク回避的行動をとっていることが指摘される。これらの成果を取りまとめて行政(北海道開発局)に報告した。 |
カテゴリ | 経営管理 小麦 大規模化 品種 |