アントシアン高含有品種の育成(103)

課題名 アントシアン高含有品種の育成(103)
課題番号 1993002050
研究機関名 北海道農業試験場(北農試)
研究分担 作物開発・馬鈴しょ研
研究期間 継H02~H06
年度 1993
摘要 2倍体栽培種Solanum phureja由来系統後代からは、維管束部分にアントシアン色素によって紅もしくは紫に着色した塊茎肉を有する系統が得られている。この系統を母本として2回の交雑と後代の選抜を行い、最初の種間雑種の100倍近い濃度向上した系統を得た。交配組合せWB902241の系統選抜では色素量の分析結果と栽培特性などを考慮して濃紅肉5系統を選抜した。4倍体栽培種S. andigena 由来系統後代からも塊茎肉が紅および紫に着色した系統を選抜した。紫肉色で最高色素濃度を示した90110ー2は、色素用として実用栽培されているカンショ「山川紫」並の色素濃度である。選抜系統の収量性は普通品種「男爵薯」を上回る系統もあり、実用性が期待される。2倍体及び4倍体の選抜系統を色素原料として評価するばかりでなく、色付きの食用(食材)として評価するために調理検定を実施した。水煮、チップス、フライに優れる系統は鮮やかな色が調理後も維持され新規用途開発が期待される。
カテゴリ かんしょ 寒地 ばれいしょ 品種

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる