課題名 |
ラベンダ-の高品質切り花生産及び貯蔵・流通技術の開発(158) |
課題番号 |
1993002105 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北農試)
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研究分担 |
畑作生産・品質評価研
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研究期間 |
継H04~H06 |
年度 |
1993 |
摘要 |
北海道ではおかむらさき(長茎品種)及びはやざき3号(短茎品種)の2品種が圧倒的に多く栽培されており、前者は香料の原料用に後者はドライフラワーなど観賞用として需要が多い。切り花としては芳香及び花器の点から両品種とも利用することを前提とした。ラベンダーが切り花として貯蔵・流通に不向きであった最大の原因が品種を問わず水分を失い易く、乾燥によって落蕾、落花や茎の曲がりなどが生じ、また乾燥を防ぐため吸水処理を行うと吸水し過ぎて生理障害を生じ、同様な劣化を生ずるところにあることを突き止めた。品質保持のためには水分コントロールを図ることが不可欠であり、そのための条件を検討した。その結果、ラベンダーを蕾状態の時に茎長が30cm以下の長さとなるように収穫し、直ちに低温の密閉容器に横積みし、その後は無風・暗黒下・温度0~10℃・相対湿度90~95%・酸素濃度10~20%で、しかも切り花より生ずるエチレンを取り除く条件が適していることを見出した。平成5年度は収穫から消費者の手に渡るまでの品質保持を目指した実証的試験を行う予定である。
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カテゴリ |
乾燥
寒地
生理障害
低コスト
品質保持
品種
ラベンダー
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