課題名 |
畑作生産物の飼料化技術の開発(208) |
課題番号 |
1993002153 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北農試)
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研究分担 |
草地・飼料調製研
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研究期間 |
完H01~H04 |
年度 |
1993 |
摘要 |
(1)畑作地帯で生産されるヒマワリ、ナタネ、大豆等の油料作物と小麦、菜豆などの規格外穀物を混合し、エクストリューダ処理することで、それら飼料の飼料特性を明らかにする目的で実施した。TDN含量は大豆混合区87%、ナタネ混合区88%、ヒマワリ混合区70%であった。ルーメン内蛋白質の分解率は大豆混合区がナタネ、ヒマワリ混合区より低い値で推移し、エクストリューダ処理によって蛋白質のルーメン内分解が抑制されることが示唆された。(2)畑作物残渣有効利用の一環として、にんじんのサイレージ調製・貯蔵の可能性、ならびに乳牛に対するにんじんサイレージ給与の意義を、乳牛の血液中及び牛乳中β-カロチン濃度を指標として検討した。コーンサイレージを基礎飼料にした乳牛飼養において、にんじんサイレージを40kg/日給与することにより、血液中のβ-カロチン濃度を65%高めることが可能であった。この成果は畜産及び草地学会で発表した。なお、今後現地での実証が必要である。
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カテゴリ |
寒地
小麦
大豆
低コスト
なたね
乳牛
にんじん
ひまわり
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