課題名 |
大型鯨類の生物学的特性値の研究(78) |
課題番号 |
1993005517 |
研究機関名 |
遠洋水産研究所(遠水研)
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研究分担 |
外洋資源・大型鯨研(部長)
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研究期間 |
完S63~H04 |
年度 |
1993 |
摘要 |
鯨類の生物学的特性値は、個体群内部の変動のみならず環境の変動によって変化することが予測され、この関連から重要種であるミンククジラ、ツチクジラ、コビレゴンドウなどについて、新たな資料を入手しつつ生物学的特性値の現状の把握に努め、特に特性値の経年変化の解析を行ってきた。また、IWCが行った個別資源の包括的資源評価に対応し、南半球ミンククジラでは捕獲調査のデータを含む生物データの整備と生物学的特性値の再解析を行い、捕獲期間以前の性成熟年齢の低下傾向を確認したほか、整備した特性値を挿入パラメターとして資源動態モデルによる資源評価が実施された。北太平洋ミンククジラの包括評価でも同様の作業を行ったほか、繁殖盛期が系群によって異なることが判明した。重要鯨類の生物学的特性値の研究は概ね達成できたので本課題は完了する。今後はこれらの特性値を用いたモニタリングとその手法の開発について新規課題で実施する。
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カテゴリ |
繁殖性改善
モニタリング
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