カエデ類の種子散布と稚樹の定着過程(39)

課題名 カエデ類の種子散布と稚樹の定着過程(39)
課題番号 1993004135
研究機関名 森林総合研究所(森林総研)
研究分担 森林環境・種生態研
研究期間 継H01~H05
年度 1993
摘要 同所的に存在するカエデ属3種について、閉鎖林冠下、林冠ギャップ内および根返りをともなう林冠ギャップ内での実生の生残を比較した結果、閉鎖林冠下での当年生実生の生残率は、イタヤカエデが34.6%、オオモミジが43.4%、ウリハダカエデが42.1%と、他の構成種に比べ高かった。ただし2年目以降徐々に死亡率は低下し、やはり初期の高い死亡率が稚樹の定着には非常にクリティカルであることが分かった。3種ともギャップでは生残率が上がり、特にイタヤカエデでは顕著であったが、ギャップへのシード・レインではなく、閉鎖林冠下での実生バンクの形成を通じてかなり定着できることが明らかとなった。
カテゴリ かえで くり 植物相 繁殖性改善

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