コナラ個体群における繁殖機構の解明(40)

課題名 コナラ個体群における繁殖機構の解明(40)
課題番号 1993004136
研究機関名 森林総合研究所(森林総研)
研究分担 森林環境生産技術・更新研種生態研
研究期間 完H01~H04
年度 1993
摘要 コナラ個体群の繁殖特性を、開花から種子形成、落下から発芽に至る過程について解明した。■植栽木により個体レベルの開花期間を調べ、雄花の花粉放出期間と雌花の花粉受容期間を明らかにした。■幼堅果の胚形成過程を調べた。受粉後約5週で受精、9週目頃まで胚乳組織が発達、9~11週目に胚球が形成、その後急速に器官分化、13~15週目には1胚珠のみが発育し他は崩壊、その後胚が急速に発育、受粉後5~6ヶ月で成熟堅果に至った。■植栽木により虫害のない条件下での幼堅果の生残を調べた。受粉直後から受精に至るまでの期間と、胚乳形成から器官分化までのステージで減少した。■小川試験地で落下堅果量とその後の生残を調べた。落下成熟堅果数は年平均14.8/m2、年による違いは最大2倍程度であった。推定発芽率は5.3%、落下堅果の32%が虫害を受けたが、残りはネズミによって持ち去られ消失した。■磁石を埋め込んだ堅果を林床におき、磁気探知機でネズミによる散布範囲等を調べた。すべて年内に持ち去られ、平均移動距離は21.0±9.4m(最大38.5m)、88.2%は被食され、70.6%は巣穴まで運び込まれた。
カテゴリ 受粉 植物相 繁殖性改善

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