課題名 | スギ・ヒノキ穿孔性害虫の天敵微生物による防除試験(281) |
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課題番号 | 1993004351 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
森林生物・昆虫生態研昆虫病理研 |
研究期間 | 完H01~H04 |
年度 | 1993 |
摘要 | ヒノキカワモグリガ幼虫の病死体から分離・培養したPaecilomyces fumosoroseus(P.f菌)を立木処理し、移動幼虫に対する感染効果を明らかにするとともに、スギカミキリについてはBeauveria bassiana(B.b菌)を伐倒生丸太の樹皮面に散布し、成虫・卵・幼虫に対する感染効果を検討した。P.f菌とゼラチン混合物の枝基部・樹幹塗布法は、雨水による流出や紫外線による消失などで長期間の維持効果は期待できなかった。P.f菌を不織布と紙培地上で培養したものの樹幹巻法では、菌の持続性があり、移動幼虫に対する感染効果が認められた。B.b菌処理法では、成虫の歩行・産卵行動中に全て感染し短期間で死亡した。次世代に対する感染効果は卵期から若齢幼虫期、終齢幼虫期まで30%前後で長期間維持された。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 管理技術 天敵利用 防除 |