課題名 | 遺伝子工学の利用による森林害虫の新防除技術の開発(290) |
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課題番号 | 1993004358 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
森林生物・昆虫生理研 |
研究期間 | 継H01~H06 |
年度 | 1993 |
摘要 | 昆虫培養細胞を用いた遺伝子発現の検出は、細胞株樹立の実験で終わった。モデル実験としての絹糸腺を用いた遺伝子発現の検出系は、分泌性タンパク質であるフィブロイン遺伝子を用いて、分泌に必須なシグナル配列を検定する実験を行った。シグナル配列と推定される領域を含むDNAと含まないDNAを用いた2種類の組換えDNAを構築し、細胞の核に微量注入してレポーター遺伝子の発現によるCAT活性を細胞とゲル状の分泌タンパク質とに区分して検出を試みた。シグナル配列を含む組換えDNAのCAT活性は細胞及び分泌タンパク質にも検出され、転写開始点に続く塩基配列が細胞外分泌のためのシグナル配列として機能することが明らかになった。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 管理技術 施用技術 防除 薬剤 |