課題名 | 高海抜地域における複層林の施業効果(477) |
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課題番号 | 1993004536 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
木曽(主研) |
研究期間 | 継S60~H06 |
年度 | 1993 |
摘要 | ヒノキ造林地に更新したウダイカンバは、隣接した保護樹帯の中に母樹があり、その種子が飛散して成立したものである。このウダイカンバの取扱い方法を検討するため複層林への導入、下刈りの省略等について試行してきた。調査地には無手入区と除伐区を設けた。無手入区は広葉樹のタラノキ、ヤナギ類、ツル類等が多くみられた。しかし、タラノキやウダイカンバは枯損がめだってきた。除伐区はウダイカンバの優良木を残し、他の広葉樹をつとめて除伐したが、残存木の配置上等からキハダ、ダケカンバの一部を残した。試験区間の成長較差は現状では見られないが、除伐区西向きのヒノキが若干良好な成長を示している。広葉樹の樹高はヒノキの約2倍に達しており、この傾向は従前どおり変わりがない。 |
カテゴリ | 管理技術 たらのき |